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耐薬品性とは

耐薬品性とは、酸やアルカリなどの化学薬品を使用した際に、外観などの変化がなく、薬品に耐える性質のことを指します。
耐薬品性を持つ材質としてはフッ素ゴムやフッ素樹脂、規格プラスチック容器や陶器、チタンやポリエチレンなど、様々なものがあります。

耐薬品性を持ったアスベストの問題

1970年代には、耐薬品性を持つアスベストが安価で、大量に消費されていました。
ですが、2000年を過ぎた頃には、肺がんなどの病気を引き起こす確率が高いことがわかり、使用されなくなりました。
建物に多く使用されていたこともあり、深刻な問題となったことは記憶に新しいところです。
アスベストによる体の不調については、20年から40年ほどの潜伏期間後に症状が現れるケースも多いため、今後もアスベストを原因とする症例は増えていくことが予想されます。
アスベストの問題を改善するものとして代替的に使われているものとしては、FRP(強化プラスチック)などがあります。
耐薬品性が高く自動車やバイク、航空、鉄道や建設関係、医療の分野や宇宙産業などにも幅広く用いられています。

耐薬品性のテスト

耐薬品性を調べる場合には、多くの薬品でテストを行い、耐薬品性が強い・弱いということを立証していかなければなりません。
様々な分野で使われている小さな部品などについても、耐薬品性のあるなしは重要な要素となります。
飛行機などでは、部品ひとつが衰えてきたたけでも一大事になりかねませんから当然と言えば当然ですが。
耐薬品性のある樹脂といえばプラスチックが思い浮かびますが、プラスチックだからといって、すべてのものの耐薬品性が高いというわけではありません。
必要に応じて多種類から選定され、使用されているのです。

耐薬品性の高いプラスチック

耐薬品性の高いプラスチックでは「ポリプロピレン」というものがあります。
酸やアルカリに対して非常に強い性質のものです。
耐熱にも強く、電子レンジ用の容器のほか、ストローやコーヒーの袋、スナック菓子の袋などにも使われています。
食品関係以外では生活雑貨のボックス、衣装ケースなどにも使われています。
ポリエチレンも耐薬品性に優れたプラスチックです。
ポリプロピレンとポリエチレンを比較すると、ポリプロピレンはアルカリに強く、ポリエチレンも同様ですが、ポリプロピレンに比べ、少々強度に欠けてしまいます。
耐薬品性でいうならば、値段は少し高くなりますが、テフロン繊維が最も耐薬品性に優れているといわれています。
様々なラベルにも、耐薬品性のあるものが使われています。
薬品の缶やビン、一般的なバーコードラベルにも耐薬品性があります。
身近なところほど、耐薬品性の高いものが多く使われていますね。
このような耐薬品性の高いものを処分する際には、普通の「燃えるゴミ」として出すことのできない地域もあります。
処分する際には処分方法をしっかり確認しましょう。



耐薬品性